信頼性の高いソリューションプロバイダーであるZWSOFTは本日、「ZWCAD MFG」の新バージョン「ZWCAD MFG 2025]のリリースを発表しました。
ZWCAD MFGは機械設計用の機能を加えたCADソフトウェアで、製造業の分野に特化された機械設計専用パッケージです。強力なZWCADプラットフォーム上に構築され、幅広い機械部品ライブラリ、インテリジェントな描画ツール、その他の生産性向上機能を提供することで、設計の標準化と効率の向上を簡単に実現できます。さらに、PLMシステムにシームレスに統合することで、製品ライフサイクル全体にわたって効率的な管理を実現できます。
ZWCAD 2025のアップデートについて、ZWCAD GTMマーケティングのElaine Zhuは次のように述べています。「ZWCAD MFG 2025では、互換性、アクセシビリティ、部品ライブラリ、図面機能、専用ツールなどの機能が大幅に改善されました、さまざまな側面で大幅な進歩を遂げました。このバージョンは、設計者やエンジニアが標準化された設計をより効率的に作成するのに役立つと信じています。」
AutoCAD® Mechanical との高度な互換性
ZWCAD MFG 2025では、AutoCAD® Mechanicalとの互換性を拡張しました。フレーム、タイトルブロック、バルーン、部品参照、部品表、メカニカルシンボルを含むエンティティを正しく読み取り、自由に編集できるようになりました。この機能拡張により、ユーザーはZWCAD MFGに移行する際、従来の図面を簡単に再利用することができ、時間とコストを節約できます。ZWCAD MFG 2025は、2012から2018バージョンまでのAutoCAD® Mechanical図面のインポートをサポートしています。
部品ライブラリの拡張
ZWCAD MFG 2025最新のビルトインライブラリは、ISOやDINといった既存の規格を拡張するだけでなく、JIS、IS、PN、KS、AFNOR、ANSI、BSI、EN、TCVNなど14の標準規格を追加します。これにより、設計効率の向上を図れます。
図1. 部品ライブラリの拡張2D非表示機能
グラフィックのオクルージョンに対応するため、2D非表示機能を導入しました。これにより、ユーザーはパーツの外側の輪郭の背後にある背景グラフィックをすばやく隠すことができます。多様なユーザーニーズに対応するため、トリミングによる非表示、カバーによる非表示、リファレンスクリップ、パーツアウトによる非表示など、2D非表示のさまざまなオプションも用意されています。
部品参照機能
新しい部品参照機能は、部品を参照としてタグ付けすることで、データの関連付けをサポートします。これにより、部品表が自動的に生成され、部品表、バルーン、部品参照の間でデータが同期されるため、ワークフローが合理化され、エラー発生が最小限に抑えられます。
図2. 部品参照機能スケールエリア
スケールエリア機能は、モデル空間を異なる縮尺の領域に分割することで、適切な縮尺のエンジニアリング図面を簡単に作図することができます。二つのケーリングオプションが用意されています。
- 長さスケーリング： 注釈のサイズに触れることなく、ジオメトリを拡大または縮小します。
- Text スケーリング： ジオメトリのサイズに触れることなく注釈を拡大または縮小します。
慣性モーメント計算の強化
慣性モーメント計算は、橋梁や鋼材製造などの業界において、構造物の信頼性を評価するために一般的に使用されています。ZWCAD MFG 2025では、その効率と精度を最適化しただけでなく、穴のある閉じた形状、スプライン輪郭のある閉じた形状、離散形状、中心線のある形状など、複雑な形状の計算をサポートします。これらの機能強化により、ユーザーは複雑なシナリオをより簡単かつ確実に処理することができます。
図3. 慣性モーメント計算の強化たわみ計算
たわみ計算は、構造物の信頼性を評価するためのもう一つの機能です。本バージョンでは、設計効率を向上させるためにこの機能を追加しました。たわみ線と計算結果表を素早く生成することができ、荷重を受けた梁の変形を予測し、構造を最適化するのに役立ちます。
図4. たわみ計算スプロケット/プーリー設計ツール
ZWCAD MFG 2025には、スプロケットやプーリーを素早く作図するためのスプロケット/プーリー設計ツールが搭載されました。この専用ツールは、スプロケットとプーリーを作図し、チェーンとベルトの長さを計算し、チェーンとベルトのリンクを作図することができます。さらに、スプロケットやプーリーの位置を変更すると、それに応じてチェーンやベルトの位置も更新されるため、設計の修正作業が容易になります。このツールは、国家規格の選択もサポートしており、図面が必要な規格に準拠していることを保証します。
