ZWSOFTは2024年5月15日、CADソフトウェア製品の新バージョンとして「ZWCAD 2024」シリーズの販売を開始しました。
2D・3D新機能の追加や機能強化に加え、ユーザーインターフェース、業界特化モジュールなどの多数の機能が大幅に改善され、より快適な設計体験が提供されています。
ZWCAD 2025では、ワークフローの効率向上と、さまざまな設計ニーズを満たすために、2D機能を強化するだけでなく、パワフルな3D表示機能と基本的な3次元モデリング機能も追加しました。また、ユーザーインターフェース、業界固有のモジュールなどの機能も大幅に改善しました。
ZWCAD 2025のアップデートについて、ZWCAD GTMマーケティングのElaine Zhuは次のように述べています。
「当社は、信頼性が高く安定した 2D CAD ツールを市場に出すだけでなく、強力な 3D 表示機能と基本的な 3D モデリング機能を提供し、よりインテリジェントで協調的なツールの開発にも取り組んでいます。ZWCAD 2025 では、2D 機能を改良しただけでなく、3D 機能の大幅なアップグレードも導入しました。これらの機能強化により、全体的なユーザーエクスペリエンスが向上し、お客様のさまざまなニーズを満たすことができると確信しています。」
効率の向上
ZWCAD 2025では、パン、ズーム、3Dオービットなどの実行がよりスムーズになりました。テストの結果では、ZWCAD 2024と比べ、3Dモデル表示のスピードは全体的に62.8%向上し、ブラウジング効率も全体的に34.4%向上しました。これらの機能強化により、複雑なプロジェクトを扱う場合でも、ユーザーにシームレスな体験を提供します。
新しいビジュアルスタイル
コンセプチュアル、リアリスティック、階調グレー、X線表示を含む4つの表示スタイルの追加と、既存の表示スタイルの表示品質の最適化がなされました。ZWCAD 2025は多様な視覚化ニーズを満たし、設計が意図した通り、正確に表示されることを保証します。
図1. 新しい表示スタイル
STEPファイル・インポート
ZWCAD 2025は、AP203およびAP214バージョンを含むSTEPファイルを直接インポートできます。これにより、フォーマット変換の手間をかけずに、上流と下流のパートナー間のコラボレーションを強化できます。さらに、ワークフローを簡素化するために、挿入位置、インポート方法、表示設定を指定することができます。
3Dギズモ
ZWCAD 2025では、3つの3Dギズモが追加され、それぞれ3D軸または平面に沿って 3Dオブジェクトを簡単に移動、回転、拡大/縮小することが可能です。さらに、移動、回転、縮尺をより便利に切り替えることができる変形ギズモも追加されました。
図2. 3Dギズモ
リボンの最適化
ユーザーインターフェースのカスタマイズをより簡単にするために、リボンパネルはスライド、固定、折りたたみが可能となりました。ワークフローにぴったり合った独自のワークスペースを構築できます。さらに、AutoCAD®や以前のZWCADバージョンから移行する場合、CUIXの設定をシームレスに移行できるため、ゼロから始める必要がなく、使い慣れた環境をそのまま使用することができます。
図3. リボンの最適化
パネルの機能改善
描画体験を向上させるため、パネルも改善しました。パネルのドラッグやドッキングをより便利にするパネルナビゲータが追加され、プロパティパネル、レイヤープロパティマネージャなどのパネルは、他のパネルとスタックしたり、自動的に非表示にすることができ、描画領域を広くすることができます。
フローティングウィンドウ
複数の図面を同時に表示するために、図面ウィンドウを独立ウィンドウとしてプログラム外に出すことができます。モニターが2つある場合は、フローティングウィンドウを別のモニターに移動することができます。この機能により、参照用に別の図面を使用する必要がある場合に、タブを切り替えたり、2つ以上のプログラムを起動する必要がなくなります。
図4. フローティングウィンドウ
点群の機能改善
強度、標高、分類の3つの新しいビジュアルスタイルを追加し、点群の色を設定できるようになりました。また、スキャンビューへの移動機能により、建物内部をより簡単に観察することができます。これらの改良により、多様なビジュアライゼーション・ニーズに対応し、設計の際により明確な確認ができるようになります。
図5. 点群の新しいビジュアルスタイル
GISの機能改善
Bing Maps、ArcGIS、OGC標準に準拠したサービスなど、より多くの地図サービスをサポートします。さらに、緯度と経度を指定することで、図面で指定された挿入ポイントと地理マーカーを一致させることができます。これらの改善により、GIS データをより簡単かつ正確に統合し、より適切な意思決定ができるようになります。
図6. GISの機能改善
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