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山口産業株式会社

テント倉庫・膜構造建築の総合メーカーである山口産業株式会社は、ZWCADを導入し、設計から製造までの業務効率化と、設計活用による開発品質の向上を実現した。

山口産業株式会社

1972年にテントシートの縫製工場として創業。3年後にはフレーム製造も手掛けるようになり、現在はテント倉庫をコア事業に据えつつ、膜構造の技術を活かして駅前のシェルターやスポーツ施設、陸上養殖施設、牛舎など、幅広い事業領域に展開。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の各種パビリオンにも携わりました。

事業の特色は設計・製造・施工のワンストップサービスで、一級建築士による安心の構造設計で建築確認申請も自社で対応可能。製造に関しては、全国に4カ所の自社工場で顧客の要望に合わせた仕様の建築物を製造しています。施工においては、豊富な実績・ノウハウを持ったプロフェッショナルチームが現場で迅速に対応。さらに、アフターメンテナンスにも対応しています。

2D CADソフトの利用状況

設計部門ほか、製造部でも利用

山口産業では、設計部門を中心に、製造部を含む複数部門でZWCADを活用しています。意匠設計や加工図・製作図の作成に加え、製造現場での図面確認や建築確認申請図書の配置図作成など、設計・製造にまたがる幅広い業務で利用されています。

ZWCADの導入背景

全員分の2D CADソフトを確保することができない

膜構造建築物を手掛ける山口産業では、さまざまなソフトを駆使して設計・製造を行っており、そのなかで中心的な役割を担っているのが2D CADソフトです。以前利用していたCADソフトは、サブスクリプション化によってライセンス費用が増加。複数台で年間500万円以上のコストが発生しており、運用負担が大きな課題となっていました。そうしたコスト面の制約から、設計・製造など全員分のライセンスを整備することが難しい状況でした。

ZWCAD MFGの導入理由

無料で利用できる2D CADソフトは、コストや利用者を選ばない点で利便性は高いものの、大手ゼネコンや大手設計事務所と信頼関係を築いていくには、メインの2D CADソフトに据えることはできないと語ります。とはいえ、コストダウンを図るためには、新たな2D CADソフトを模索する必要がありました。そうしたとき、建築関連の展示会で出会ったのがZWCADです。その後、ウェビナーに参加し、トライアル版の利用を経てZWCADの導入を決定しました。

導入理由1:買い切りの永久ライセンスで利用できる

買い切りの場合、一度購入すれば、翌年以降はコストがかかりません。つまり、必要になるのは、導入時の初期費用のみ。同社は買い切りの永久ライセンスで利用できるZWCADを「導入時点でコストを固定化できるため、案件原価を管理しやすくなり、必要な部門へライセンスを展開しやすくなりました」と評価しています。

導入理由2:ファイルの互換性が高く、業務フローを変える必要がない

ファイルのやり取りはDWGが基本。長年蓄積してきたDWG図面資産をそのまま活用できることが、移行の絶対条件でした。この点において、ZWCADはDWGに対応しており、問題なく読み込みや書き出しが可能。「既存の業務フローや操作習慣をほとんど変えることなく移行できました」と評価しました。

導入理由3:起動やファイルの読み込みが速い

CADデータはどうしてもファイル容量が大きくなりがちです。それによって2D CADソフトの起動が遅くなってしまうと、スムーズに業務を進めることができません。そこでZWCADのトライアル版で大きなファイルサイズの読み込みテストを実施したところ、高速に読み込めることを確認できました。

導入理由4:テレワークにも対応できる

普段テレワークで仕事をしているスタッフが会社で仕事をする際に使用できるPCが無いなど、課題を抱えていました。ZWCADのネットワーク版のライセンスなら、会社で空いているPC(ZWCADがインストール済み)があればOK。自分のIDでログインし、業務を行うことができます。仕事の場所を選ばないZWCADを導入すれば、業務効率化が図れると期待しました。

導入後の効果

2024年11月に4ライセンスを導入以降、数回にわたってライセンスを追加。導入したZWCADは27ライセンスに達しました(2025年6月現在)。そのZWCADは大きな効果をもたらしています。

導入効果1:スムーズな移行を実現

新たなソフトの多くは、慣れるための移行期間が必要になります。しかし、ZWCADは操作性やコマンド入力、メニュー、アイコンなどが従来の2D CADソフトに近かったため、外国籍スタッフを含め、導入初日から従来とほぼ同じ感覚で業務を開始できました。「操作感がほとんど変わらなかったため、移行時の混乱や教育コストも最小限に抑えられました。」

導入効果2:ZWCADだけで業務が行える

ZWCADの導入でライセンスコストが見直され、課題だったコストと利用実態のミスマッチが解消されたと語ります。設計部門だけでなく、製造部においてもZWCADによるデータ共有が可能になりました。これにより、無料の2D CADソフトやビューアソフトを利用することはほぼなくなりました。

導入効果3:低スペックPCでも利用できる

設計部には、CADを利用するための高スペックなPCが導入されていますが、製造部などの他部門にあるのは、設計部と同等のPCとは限りません。そうしたPC環境でもZWCADは問題なく起動し、ファイルも読み込めているとのこと。ZWCADの高速な処理能力は、「作業効率向上に貢献している」と感じています。

図1. 川本実音様が製図作業中の様子

お客様の声

大阪・関西万博のパビリオンでもZWCADが活躍

各部門が社内の標準的な2D CADソフトとしてZWCADを利用できるようになったことで、部門間の連携がスムーズになり、業務の効率化を図ることができました。おかげさまで、大阪・関西万博のパビリオンをはじめ、駅のシェルター、3Dプリンター住宅の膜屋根、水族館通路の膜屋根など、近年、当社が手掛ける膜構造物や建築物の設計・製造に役立っています。サブスクリプションは容易にライセンスを増やせないため、今後も買い切りの継続に期待しています。
                                                                                                                                                          —— 設計部 企画設計課 課長  松尾賢志郎様

図3. 設計部 企画設計課 課長  松尾賢志郎様

さらに使いやすさが向上していくことに期待

ZWCADは、使い勝手や操作性が既存の2D CADソフトとほぼ変わらなかったため、スムーズに導入することができました。今後は、実務に即した改善や継続的なアップデートを通じ、既存の業務フローを大きく変えることなく使いやすさが向上していくこと、BIMとの連携が可能になることに期待しています。

                                                                                                                                                                          —— 設計部 意匠設計課 川本 実音様

図4. 設計部 意匠設計課 川本 実音様

インタビュー動画

山口産業株式会社 設計部 企画設計課 課長 松尾賢志郎様と設計部 意匠設計課 川本実音様が、ZWCAD導入の背景や成果について語ったユーザーインタビューをご覧ください。従来使用していた2D CADでは、サブスクリプション化によるライセンスコストの増加が課題となり、設計部門だけでなく製造部門を含めた全社へのライセンス展開が困難な状況でした。そこでZWCADを導入したことで、買い切りの永久ライセンスによるコスト最適化を実現するとともに、高いDWG互換性と優れた操作性により、業務フローを変えることなくスムーズな移行を実現しました。また、27ライセンスの導入により設計部門と製造部門の連携が強化され、大阪・関西万博のパビリオンをはじめ、駅のシェルターや3Dプリンター住宅の膜屋根など、膜構造建築物の設計・製造における業務効率化にも貢献しています。この事例を通じて、ZWCADが建築・膜構造分野の設計現場にもたらす価値をより深くご理解いただけます。

 

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