APEX

マレーシアの大手オフィス家具メーカーであるAPEXは、ZW3Dを採用することで、コストの削減、効率性の向上、品質の最適化を実現しました。

APEX

 1997年に設立されたAPEXは、今はマレーシア最大級のオフィス家具メーカーに成長してきました。より良い職場の作成を目指し、現代のオフィス環境に合わせて、機能的で革新的、かつ人間工学に基づいた家具を提供しています。APEXは現在、ワークステーション、鋼鉄、椅子、パーティションの4つの専門工場ラインを運営しています。同社は、業界で25年以上の経験を持ち、世界78カ国で1,000万人以上の顧客にサービスを提供し、グローバルに事業を拡大しています。

 家具メーカーとして、APEXは日常業務で3D CADツールに大きく依存しています。APEXの技術設計マネージャーの Mohd Yusrizal氏は業務について以下のように説明しています。

 「鋼製家具の場合、可視化のためにSketchUpで概念設計を始めます。設計が承認されると、Inventorで寸法や技術仕様を追加して改良します。その後、テスト用の物理的なモックアップを作成します。確認が取れたら、量産用の技術図面を作成します。」

図1.APEXが設計したオフィス家具

より低予算で統合的なCADソリューションへの移行

 Inventorのサブスクリプション料金の高騰と制限された機能により、APEXはより費用対効果が高く、統合された3D CADソリューションを求めていました。徹底的な評価の結果、彼らはZW3Dの性能に満足し、2023年に乗り換えました。

 Mohd Yusrizal氏はZW3Dについて以下のように語っています。

 「ZW3Dは現在、スマートロッカー、サーバーラック、CPUハンギングホルダー、ショールームアクセサリーや幅広い鋼製部品など、私たちの鋼製家具デザインに完全に統合されています。」

 サブスクリプションベースのCADツールとは違い、ZW3Dは永久ライセンスモデルを提供しています。そのため、APEXは1回限りの購入で済み、年間約5万RM(リンギット)の更新料を節約しています。

 「コスト削減により、製品開発への投資をより強化できるようになりました。」

 ZW3Dのオールインワン統合は、ワークフローの効率化も実現できるようになりました。Mohd Yusrizal氏は実感した速さについて以下のようにつけ加えています。

 「以前は、複数のツールが必要でした。現在では、すべての設計が1つのソフトウェアZW3Dで完了するため、設計時間が短縮され、効率が約40~50%向上しました。」

図2.APEXが設計したサーバーパック

高度なCAD機能で設計作業を楽に取り扱い

 ZW3Dは、略図やモデリングからアセンブリや技術図面の製図まで、設計プロセスのあらゆる段階をカバーする包括的な設計ツールを提供しています。その卓越したスピードと性能により、最も複雑なプロジェクトの取り組みにも理想的です。

 Mohd Yusrizal氏はZW3DのChordal Fillet機能について以下のように強調しています。

 「ZW3DのChordal Fillet機能は、サーフェス間での滑らかで、視覚的に魅力的な遷移を作成することに非常に役立ちます。多くの標準的なフィレットツールよりも優れた曲率連続性を搭載しています。」

 また、Pattern Feature機能のことも高く評価しています。この機能により、ハニカム構造のような繰り返しんの形状の作成を大幅に簡素化できます。Mohd Yusrizal氏は以下のように説明しています。

 「そのStagger Patternの方向つけは、汎用性をさらに高めました。ハニカム構造に構造効率と美観のために、交互の行がオフセットされていて、特に適用します。ZW3Dを導入する前に、Inventorでこれらのパターンフィーチャーの作成が低下するため、AutoCADで手作業で行っていました。しかし今では、ZW3Dで素早く行うことができます。」

図3.同社のエンジニアはZW3Dで3Dモデルを編集する

堅牢な板金設計機能により、手作業とエラーの削減を実現

 ZW3Dの板金モジュールは、ディンプルやルーバーなどの一般的なフィーチャーを素早く生成し、手作業を最小限にします。また、正確な曲げや平坦化もサポートしているため、設計を実際の製品に間違いなく変換し、エラーや手戻りを減らすことができます。

 板金モジュールの利点についてMohd Yusrizal氏は以下ように説明しています。

 「私たちの鋼鉄工場では、主にZW3Dの板金モジュールを使って、3D設計や予備技術の製図を作成します。Inventorでは、板金の平坦化で整列問題が発生することがありましたが、ZW3Dでは、すべてが完璧に完了します。ZW3DのK-ファクター値を制御する機能により、正確な出力が確保され、AutoCADで手動で調整する必要がなくなりました。」

 もう1つの目玉機能は、右クリックするとDWG/DXFエクスポートできる機能です。

 「この機能により、レーザー切断用のサーフェスを素早くDXFにエクスポートでき、図面一枚あたり10~15分の時間を節約できます。」

図4. ZW3Dで設計されたサーバーパック

ZWSOFTでより良い職場を実現

 Mohd Yusrizal氏はZW3Dの導入メリットを以下のようにまとめています。

 「私たちの研究開発設計の約90%がZW3Dの使用による作成されました。このソフトウェアは、革新、効率性と精度を保証し、私たちの設計プロセスにおける非常に重要なツールとなりました。」

 ZW3Dの活用により、ワークフローを合理化し、手作業を減らしました。ZW3DはAPEXに、高品質で機能的、人間工学に基づいた家具を世界中の顧客に提供するのに力を与えています。今後も、ZWSOFTはAPEXをサポートし続け、人々のためにより良い職場環境を作るという使命を応援します。

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